2012年10月22日月曜日

杉戸町と宮代町が共催で日光道中5番目の宿「杉戸宿」を徹底解説

宮代町教育委員会と杉戸町教育委員会は共同で日光(奥州)道中5番目の宿場「杉戸宿」の歴史と最新研究成果を盛り込み徹底分析した「まるわかり杉戸宿」展・講座を10月20日からスタートした。12月24日まで。


「まるわかり杉戸宿」は(1)「杉戸宿~杉戸宿と百間領の村々」展(2)郷土史講座(杉戸宿を中心に)(3)記念講演会「参勤交代– 政治史的視点から–」(4)歴史ウォーク(杉戸宿周辺を歩く)ーの4つのイベントで構成されており、それぞれの視点から「杉戸宿」に迫る内容となっている。こうした事業を二つの町(教育委員会)が共同で実施するのは極めて珍しい。

4つのイベントは次のとおり

【宮代町郷土資料館の特別展】
特別展「杉戸宿~杉戸宿と百間領の村々」
「日光(奥州)道中の、江戸から数えて5番目の宿場が「杉戸宿」。近隣の宿場に比べると、規模は小さく、新しい宿場であったが、決して寂しい宿場町であったという訳ではなく、江戸時代後期の史料によると、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠が56軒で、問屋場に常備する人足は25人、馬は25頭だった。杉戸宿にも、東北地方の大大名が参勤交代で宿泊したほか、渡辺崋山(江戸時代後期の画家)などの著名人も宿泊した記録が残っている。また、飯盛女で賑わうなど近在の村々の遊興地といった一面もあり、他の宿場町と比較して遜色がなかったと推測される」。
こうした、杉戸宿の状況を各種資料や絵地図などを展示しながら説明している。
期間:10月20日~12月24日(10/22、29、11/5、12、19、26、27、12/3、10、17休館)
場所:宮代町郷土資料館(宮代町西原289 電話0480-34-8882)
入館:無料(常設展とも)

【郷土史講座】
○第1 回「近世宿駅制度と街道」
日:11 月10 日(土)14 時〜 16 時
講:交通史学会 波田野富信氏
○第2 回「日光道中杉戸宿」
日:11 月24 日(土)14 時〜 16 時
講:春日部市郷土資料館長 実松幸男氏
○第3 回「助郷 杉戸宿と百間領」
日:12 月1 日(土)14 時〜 16 時
講:元宮代町史編集委員 林貴史氏

場:宮代町郷土資料館会議室  
定:30 名
費:300 円(1 回の参加でも3 回の参加でも300 円です)
申問: 10 月5日( 金) 8時30 分から宮代町郷土資料館 34-8882

【記念講演会】
○「参勤交代– 政治史的視点から–」
日:11 月17 日( 土)13 時30 分~ 15 時
場:カルスタすぎと多目的ホール
講:東京大学大学院情報学環教授 山本博文氏
定:200 人  
費:無料
申問:10 月5日( 金) 8時30 分から杉戸町社会教育課 33-1111 内線483

【特別展関連 歴史ウォーク】
○第1 回「杉戸宿御伝馬道を行く」
日:10 月27 日(土)13 時30 分
東武動物公園駅西口集合
○第2 回 「杉戸宿を歩く」
日:12 月8 日(土)13 時30 分
東武動物公園駅東口集合

定:30 人
費:各回100 円(保険代)
申問 :10 月5日( 金) から宮代町郷土資料館34-8882