宮代町の姫宮落川はソメイヨシノの花見を楽しむ人が多く訪れているが、その足元で、絶滅危惧種(全国:準絶滅危惧、埼玉県:絶滅危惧Ⅱ類)のノウルシの開花が進み、「こっちも見て」と盛んにその姿をアピールしている。
埼玉県のレッドデータブック2011植物編によるとノウルシの「確認個体数は10000以上。2005年までの報告数34件と比べ今回は63件と増加しているが、これは調査が進んだためと見られる」とし、荒川西大地、大宮台地、加須・中川低地に広く分布とされている。
宮代町でも、姫宮落川沿いの地域を中心に、 複数の場所で見ることができる。野に咲くノウルシは広がりが出来れば出来るほど美しいが、宮代町の場合、大きな群生地は形成に至っていない。
絶滅危惧種と聞くと、すぐににわか植物学者が現れ、手にしたがるものだが、「和名の由来は、茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきている。有毒植物の一つ」(ウィキペディア)なので、くれぐれも採ろうと考えないようにしていただきたいものである。
【ノウルシの芽吹きから開花まで】
(2014年3月12日)
(2014年3月22日)
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(2014年4月1日)
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