2014年8月12日火曜日

「盆トンボ」が舞う 宮代町の散歩道


 明日13日は月遅れの盆の迎え火の日。


田の近くを散歩していると「盆トンボ」「精霊トンボ」と呼ばれる、ウスバキトンボの姿が多くなっていることを感じる。

 
「ご先祖様の使い」とも言われるこのトンボは、お盆の頃、あちこちで群れ飛ぶ姿が見られる。


「ウスバキトンボは寒さに弱く、幼虫は水温4℃で死滅する」(ウィキペディア)といわれる。本州では越冬できず、今飛んでいるそれは、南方から渡ってきた、あるいは、その子や孫たちであるそうな。そして、今、群れ飛んでいるその多くは子孫を残せず(残したとしても生きられず)死んでいく。


子孫を残すために生物は行動するということからすると、越冬できないにもかかわらず、北海道方面まで北上するウスバキトンボの行動は不可解で無駄なようにも思われる。それでも、お盆の頃になるとやってきて群れ飛ぶというのは、計り知れない自然の性のようなものが感じられてならない。

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